TSUGU MAGAZINE VOL.16

CWORKS
Scope N-1 DECK JACKET(Olive)[CWJK032]
¥609,950 Tax in

 

新しい革の表現方法。

ミリタリーウェアの歴史において、数多くの名作が存在する。その中でも、時代や流行に左右されることなく、今なお多くの人を惹きつけているのが「N-1デッキジャケット」だ。

無骨でありながら完成されたデザイン。防寒着として生まれた機能的なディテール。
そして、デニムやチノ、軍パンといった普遍的なアイテムとの相性の良さ。

そんなN-1という完成されたプロダクトを、まったく異なる角度から表現したのがこの一着。

最大の特徴は、本来ジャングルクロスで作られるN-1を、ホースハイドで仕立てていること。

単純に「生地を革へ置き換えた」という話ではない。

目指したのは、当時のN-1が持っていたジャングルクロス特有の力強い表情を、レザーという素材で再現することだった。

“ジャングルクロス”を革で表現する。

N-1を象徴する素材のひとつが、通称「ジャングルクロス」と呼ばれる高密度なコットン生地。

独特のハリと凹凸を持ち、使い込まれることでアタリや色褪せが生まれていく。
その経年変化もまた、ヴィンテージN-1の魅力となっている。

このジャケットでは、そんな生地の持つ雰囲気をホースハイドの表情で表現している。

使用する馬革は約1〜1.2mm厚。

革に型押しを施すことで独特の表情を生み出し、さらにオイルをたっぷりと含ませる。

それによって、一般的なレザージャケットに見られる均一な光沢とは異なる、少し乾いたような無骨さと、奥から滲み出るような深みを併せ持った質感に仕上げられている。

一見するとレザーでありながら、どこかファブリックのようにも見える。

近くで見ると、やはり革でしか生まれないシワや濃淡がある。

「革でありながら、ジャングルクロスを感じる」。

そこに、このジャケットならではの面白さがある。

オイルを含んだ、育てるホースハイド。

革にはたっぷりとオイルが含まれている。

そのため新品の状態でもしっとりとした質感があり、多少の防水性が期待できるのも実用面で嬉しいところ。

そして何より楽しみなのが、これから先の変化だ。

腕を曲げればシワが刻まれ、身体が触れる部分には少しずつ艶が生まれる。
着用を重ねることでオイルが動き、色の濃淡や革の表情も変化していく。

最初からヴィンテージのような雰囲気を持ちながら、完成しているわけではない。

着る人によって、その先の表情が変わっていくレザーである。

新品から数年、さらにその先へ。

長く付き合うことで、この革の面白さはより鮮明になっていくだろう。

外はホースハイド、内側は贅沢なムートン。

無骨な外観とは対照的に、内側は非常に贅沢だ。

襟だけではなく、裏側までムートンを使用した仕様。

採用されているのは、毛足が長く、強くカールしていないシープスキン。身体を柔らかく包み込むような着心地と、高い保温性を兼ね備えている。

ムートンというとボリュームのある印象を想像するかもしれない。

しかし、このジャケットは外から見たシルエットが非常にすっきりしている。

外側にはN-1らしい男らしさ。内側には上質なムートンならではの暖かさ。

見た目の格好良さだけではなく、真冬に実際に着るためのアウターとして成立しているところも、この一着の魅力だ。

ヴィンテージを再現するのではなく、現代で着る。

デザインの根底にあるのは、紛れもなくクラシックなN-1。

しかし、目指しているのはヴィンテージの完全なコピーではない。

全体のシルエットをすっきりと整えることで、現代のスタイルにも自然に取り入れられるバランスへと仕上げている。

色落ちしたデニムとブーツで王道のアメカジを楽しむのもいい。

チノパンや軍パンでミリタリーらしくまとめてもいい。

反対に、黒のスラックスやシンプルなニットを合わせれば、レザージャケットの存在感を残しながら大人っぽく着ることもできる。

主張の強い革を使いながら、コーディネート自体は難しくない。

むしろ白Tee、デニム、このジャケット。

それくらいシンプルな合わせ方のほうが、この革の存在感は際立つ。

革だからこそ表現できる、N-1。

N-1デッキジャケットという完成されたデザイン。

ジャングルクロスという象徴的な素材。

そこへホースハイドとムートンという異なる素材を持ち込み、単なる復刻ではない、新しいレザージャケットへと作り変える。

ヴィンテージの背景を大切にしながらも、それだけに縛られない。

「ジャングルクロスの雰囲気を、革で表現する」。

言葉にするとシンプルだが、実際に形にすると非常に面白い。

遠目ではクラシック。

近づけば、革の複雑な表情が見えてくる。

そして袖を通せば、ムートンの暖かさとホースハイドの存在感を感じる。

見て、触れて、着て、そして育てる。

レザージャケットだからこそ成立した、新しいN-1のかたち。

流行ではなく、何年後も自分のワードローブに残っている。

そんな一着ではないだろうか。

CWORKS
Scope N-1 DECK JACKET(Olive)[CWJK032]
¥609,950 Tax in