重厚さとしなやかさを併せ持つレザーコート

1930年代のカーコートをベースに、素材選びから仕立てまで徹底的にこだわり抜いた特別な一着が完成。

当時のワークウェアらしい無骨な佇まいを軸にしながら、現代の視点で再構築しています。



FINE CREEK&CO Tracy Deer ファインクリークアンドコー トレイーシー ディア(Black)[ACCO007]
¥319,990 税込 詳細はこちら


使用している革は、フルベジタブルタンニン鞣しによって芯まで染料がしっかりと入った赤鹿(ワピチ)革。

原皮は約5mmという極厚のディアスキンですが、そのままでは着用に適さないため、身頃は2.6mm、見返しや細かなパーツは1.8mmまで丁寧に漉き分けています。

この絶妙な厚みの調整が、重量感と着用時の快適さを両立させるポイントとなっています。








鹿革特有の繊維構造により、見た目の重厚さとは裏腹に非常にしなやかで、身体の動きに自然に馴染むのも魅力のひとつ。

着始めから硬さを感じにくく、着用を重ねるごとにさらに柔らかく、自分の体に沿ったシルエットへと育っていきます。




裏地にはコットンネルを採用。

保温性と肌触りの良さを兼ね備え、秋冬シーズンでも快適に着用できます。

インナーとの滑りも良く、レザージャケットにありがちな着脱時のストレスを軽減している点も見逃せません。






また、このカーコート最大の魅力は経年変化です。

着込むほどに革表面には自然な艶が増し、シワや表情が刻まれていくことで、唯一無二の存在へと変化していきます。

新品時の完成度はもちろん、時間をかけて“完成していく”一着と言えるでしょう。


なお、天然皮革を使用しているため、表面にはキズやスレ、血筋などが見られる場合があります。

これらは不良ではなく、赤鹿革が持つ本来の個性であり、この素材が自然の中で生きてきた証でもあります。

その一点一点の表情も含めて、このカーコートの魅力としてお楽しみください。




クラシックでありながら、長く付き合える現代的な実用性も備えた一着。
ぜひ、時間とともに変化していく革の表情を、自分だけのものとして育ててみてください。