TSUGU MAGAZINE VOL.20

FINE CREEK LEATHERS Hampton(BLACK)[FCJK003]
¥181,500 Taxin

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着るほどに完成へ近づく、Hamptonという革ジャン。

ヴィンテージのデニムジャケットには、新品にはない格好良さがある。
長い年月をかけて刻まれたシワや色落ち、着る人の身体に沿って生まれたパッカリング。その一着にしかない表情こそ、古いワークウェアに惹かれる理由なのかもしれない。

FINE CREEK LEATHERSの「Hampton」は、そんなヴィンテージデニムジャケットの3rdモデルをモチーフに、ホースハイドで再構築した一着だ。

使用されるのは、1.2mm厚のフルベジタブルタンニン鞣しのホースハイド。
アニリン仕上げによって革本来の表情を残し、最初は適度な硬さを感じながらも、着るほどに身体へと馴染んでいく。

そして、このジャケットの面白さはそこから始まる。

腕には深いシワが刻まれ、革の表面にはシボが現れ、光沢や濃淡も少しずつ変化していく。
毎日のように着る人と、週末だけ着る人では、数年後にはまったく違う表情になっているはずだ。

革の裁断にも、ヴィンテージワークウェアから受け継いだ考え方がある。
肩には革を縦方向、ボディには横方向に使用し、それぞれ異なる方向で裁断・縫製することで、着込んだときに自然なパッカリングが生まれるよう設計されている。

厚手のコットン裏地、耐久性を考えたスパン糸、褐色のボタン、サイドのアジャストストラップ。
目立つための装飾ではなく、長く着るためのディテールが静かに詰め込まれている。

ヴィンテージの空気を持ちながら、シルエットは現代的だ。
デニムやチノでワークウェアらしく着てもいいし、スラックスに合わせて少し力を抜いて着るのもいい。

新品のHamptonは、まだ完成品ではない。

着て、馴染ませて、シワを刻み、艶を出す。

何年も付き合った先にようやく現れる、自分にしか作れない表情。
その過程まで含めて楽しめることこそ、この革ジャンを選ぶ一番の理由なのだと思う。